SNS、スマホアプリ、電子書籍と子供の頃からデジタル環境に育った世代が増えています。ITを身近に感じていると、将来IT業界で働きたいと思う人が増えるのは自然なことです。小さい頃はテレビゲームが好きで、大人になるにつれてパソコンやネットワークに興味が移行していくこともあります。好きが高じてコンピューター系の大学に進む人もいるでしょう。そういうタイプがIT系の技術者として仕事を得るのはスムーズで、自分の専門性を主張すればIT企業の内定を勝ち取るのはそれほど難しくありません。
一方、大学でコンピューター系以外分野を専攻した人でも、IT系企業に就職したいと思う人もいるでしょう。デジタル環境が身近にある今、コンピューター系に面白みを感じ出すのは珍しいことではありません。では、異なる専攻の人がIT系企業の内定をゲットするには一体どうしたらいいのでしょうか。
IT企業と言っても年中プログラムを書いているわけではありません。一人前のSEの人でも、プログラムは不得意な人もいます。システム開発では、大勢のチームで一つのものを作りあげるので、なによりもコミュニケーション能力が重要になってきます。システムのことを分からないお客さんに、分かりやすく説明する機会も少なくないため、きちんと伝える力を持っていないと仕事は務まりません。
そうしたことを考慮して、コンピューターの知識があまり無い人は、これらのビジネススキルを発揮した経験をアピールするのがコツです。初めて技術職に足を踏み入れる際は、人をまとめたり、トラブルを解決したエピソードをうまくプレゼンすると効果的でしょう。